イタリア本部会報誌”L’ASSAGGIO 32 - INVERNO 2010” 和訳
日本人が知覚分析に優れているわけは?

文化や生活スタイル、ものの考え方は、技能の習得とテイスティングに影響を及ぼす。
ではテイスターが日本人である場合、一体何が起こるのだろう。

assaggio2010.jpg日本は現在、IIAC(国際カフェテイスティング協会)への登録者数において(イタリアを除き)最大の国である。そのうち実に23人もが、去る9月、知覚分析およびカフェ科学に関するレベル5の講習に参加し、テイスターの技能が統計調査の対象ともなる学術分野の、学問としての厳正さに立ち向かった。その機会を通し、アブシス・コンサルティングの提案するコーヒー・エッセンス・トップ・コレクションの20種の化学物質への言葉の関連づけ作業においても、また焙煎度合いとブレンド構成の異なるおよそ10種のカフェ・テイスティングにより示されるテイスティング技能においても、日本人グループが他の国のグループの平均よりも優れているという結果を見ることができた。このように高い能力について、論理的、科学的に説明することができるだろうか? 文献には、東洋人がより繊細な嗅覚を持っているという記述を複数見ることができる。ただそれは、嗅覚刺激の活性の高い化学成分を識別するテストで表れる能力については説明しうるが、香りの描写に関する能力を説明するものではない。しかし当協会の育成スタッフの経験に基づいてみると、好成績を生むもととなるもう一つの要素を見いだすことができる。すなわち、ものごとの習得という行為に対する、我々とは異なる文化的アプローチである。実際、日本人に何かを教えようというとき、彼らは可能な限りの勤勉さをもってそれに従い、違ったやり方をしたり、異議を唱えたりするなど、脳裏をよぎることすらないのだ。彼らは、理解すること、そして結論に達する前に実験することを望む。
 その通りであるとすれば、結果は容易に予測できる。深く考えさせられることではないだろうか。


米川正義
日出づる国における育成

yonekawa.jpg飲料およびテイスティングの分野において長い経験を積んだ米川正義氏は、日本語でIIACセミナーをおこなう資格を得た最初の講師である。慶応義塾大学で経済学と商業学を学び、イギリス及び日本におけるワイン関連の資格を保有している。またキリンビール㈱、メルシャン㈱、日本リカー㈱などの大企業における輝かしいキャリアを持つ。IIACにおいてはテイスターの資格のみならず、エスプレッソ・イタリアーノ・スペシャリスト、知覚的心理物理学、焙煎の科学とブレンドの芸術、の各コースにおいて資格を取得している。さらに、数多くの講習において講師としての力量を証明している。あああああ


日本では、バリスタとは真剣な挑戦

uematsu.jpg彼は植松大記、19歳。小さな島に住み、日本のスタイルの喫茶店で働いている。彼の目標は偉大なバリスタになり、コーヒーに関する全てを熟知することである。そのため大阪でのIIACセミナーを受講しようと、自ら講習費と旅費を払い、長距離バスで3時間の道のりをやって来た。彼の決意は明快。学び続けることである。ああ

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