『⾦賞』受賞のロースターより
喜びのコメントをいただきました!
-今回も出品しようと思った理由を教えてください。
本競技会は,世界基準の厳しい官能分析基準をもとに審査されるので商品を自信をもって提供することができます。
当店は,生豆の選定から、焙煎、ブレンドに至るまで、徹底したこだわりをもって取り組んでいます。そのこだわりがお客様の感動体験を演出すると思っており,2023 年に金賞を受賞したコーヒーも味覚分析評価をもとにさらなる改良を重ねてきました。ただ,向上心を持ち,知識面や技術面での成長を止めたくないという想いは常に持ち続けていますが,どうしても楽な方へ流されてしまう弱い自分がいることも確かです。
毎年 ICT に参加することで,弱い自分を追い込み,“焙煎・ブレンドと向き合う時間を作る”ことができていると思います。
-焙煎にて気をつけていることや想いはありますか。
当店の理念は,味・香り・口あたりのすべてが快い官能の一杯を追い求めていくことです。高価で高性能な焙煎機を導入すれば理念に見合う品質のコーヒーを製造できるわけではありません。
トライ&エラーを地道に継続していくことは最も重要な要素であると考えています。また,焙煎・ブレンドしたサンプルの品質を正しく知覚分析できる能力は商品開発の第一歩であると思います。さらに,最近意識しているポイントが,商品開発のゴールとなる味わいのコンセプトを漠然としたイメージから具体的で鮮明なイメージにまでブラッシュアップできてから焙煎に入ることの重要性です。
-過去、金賞受賞を受け、何か変化はございましたか。
連続受賞を重ねるほどに、弊社の商品への信頼度が格段に上がりました。
また、コーヒー豆の卸やオリジナルのブレンドを作りたいという相談をいただくことも増えてきました。
-3年連続となる金賞受賞の快挙を受けて一言
3年連続金賞受賞とともに初のフィルターコーヒー部門での受賞も達成して,スタッフ一同大喜びでした。年々出品数が増加して難易度が上がっていることを肌で感じていましたので,この結果は大変光栄に思っています。
商品やセミナーへのお客様からの率直な意見や評価を常に商品開発へ取り入れてきました。3年連続金賞受賞できた今,当店のコーヒーをリピートして飲んでくださるだけでなく,品質向上のために積極的に関わってくださるお客様を何より誇りに思っています。できるだけ早く,日本では誰も成しえていない悲願のプラチナ賞受賞を達成して,お客様や,優れた品質のコーヒーを供給してくださる生産者様やバイヤー様へ恩返しをしたいです。
自家焙煎 有枝珈琲
青森県八戸市南類家2-25-11
coffee.arrietta
-今回久々にご出品しようと思った理由を教えてください。
前回、2019年受賞時はまだエスプレッソの焙煎に対して、味の再現性に自信を持てない事も多かったのです。しかしその後、Qアラビカグレーダー、Qロブスタグレーダー、Qプロセシングなどの資格取得によって生豆の品質に沿った味わいを作るを念頭に製品作りを行ってきた為、それがどこまでできているか客観的な評価を頂くために出品致しました。
-焙煎にて気をつけていることや想いはありますか。
自分の中での「美味しい」や「相手の為」という主観的なものを排除し、「相手の趣向に沿った」、「相手の立場になった」味を作れるよう気をつけています。今回はシングルオリジンということでエスプレッソとしても、フィルターコーヒーとしても飲んで頂けるような味わいを目指しており、香気成分の喪失スピードを極力抑えた焙煎を致しました。
-前回金賞受賞を受け、何か変化はございましたか。
前回の受賞時でたくさんの方からご好評頂きました。何よりも私自身が賞を頂いことで、コーヒーの味わいに対して焙煎だけではなく、栽培・精製・精選などと言った生産現場の勉強をするきっかけとなりました。出品した豆は実際に生産現場にて研修した場所であり、よりコーヒーに対して焙煎や抽出だけでない世界を学べることになりました。
-5年振り2度目の金賞受賞を受けて一言
金賞受賞は嬉しくもあり、味に対して責任が増していくものと捉えております。
幅広い視野を持ちながら、更に勉強していきたいと思います。
Middle Earth Coffee
千葉県船橋市三咲5-4-8
karisansun
-今回久々にご出品しようと思った理由を教えてください。
2020年出品の際のプロセスで得た知見を他の製品の設計や焙煎技術に取り入れて活かして参りました。
以降4年の間にいくつか配合や焙煎のアイデアが生まれ、焙煎豆をシビアに客観評価していただきたくなり再度の出品となりました。都度官能評価スコアもフィードバックされ参考となる為、そういったメリットも大きく感じていたからです。
また、今年10月より当社は東西の統合によりプラントとしての規模が拡大しました。商品設計のバリエーションも増やす必要があり丁度良いタイミングでした。
-焙煎にて気をつけていることや想いはありますか。
商品設計時は常に生豆鑑定から始まり焙煎と抽出、官能評価の繰り返しですので各プロセスにおいて正確な動きが必要になります。特に焙煎は選定した生豆(シングル/ブレンド)のポテンシャルを浅煎り深煎りに関わらずポジティブに発揮しなければならない為、作り手が決めたローストディフェクトが出ないように意識して操作しています。
-前回金賞受賞を受け、何か変化はございましたか。
前回の初参加でフィードバックを受けた内容を基に手持ちのエスプレッソブレンド案や焙煎プロファイルが増え、サンプルの作成やお客様への提案にも厚みが増しました。勤務する会社は複数台ある大型の工業用焙煎機を使用した製造がメインなのですが、そういった実機の焙煎プロファイル作りの一部に前回の学びは活かされています。
-4年振り2度目の金賞受賞を受けて一言
エスプレッソ部門、初出品のフィルター部門共に金賞に選んでいただけて非常に嬉しいです。
商品設計の段階で色々経験して理解していたつもりでも結果が伴っていない事が多く、仮説を立て直して焙煎、抽出、試飲を繰り返していくというプロセスが前回同様に非常に勉強になり良質な積み上げができた事が何より大きかったと思います。
エスプレッソの官能評価について今年は去年よりIIAC JAPANさんのセミナーに多く参加させていただき結果として出品するサンプルの精度を高める事ができました。講師の方々や事務局の方々に感謝いたしております。
アライドコーヒーロースターズ株式会社
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